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関電、ラオスの水力発電所 送電開始

「第2のクロヨン」として自主開発

関西電力が「第2の黒四(クロヨン)」として自主開発したラオスの大型水力発電所「ナムニアップ1発電所」が6日、送電を開始した。難工事の末に完成した富山県の黒部ダムに匹敵する規模だ。需要が多い隣国タイなどに売電する。

総事業費は数百億円で、日本の電力会社が海外でこの規模の水力発電を自主開発したのは初めて。今回の経験を生かし、東南アジアなどで案件を増やしていく考えだ。

発電所は首都ビエンチャンから北東約150キロメートルの山間部、メコン川支流にある。ダムの高さは167メートルで日本一の黒部ダム(186メートル)よりやや低いが、貯水量は22億立方メートルで黒部ダムの11倍。年間発生電力量も16億キロワット時と黒部ダムの水を使う黒部川第4発電所(10億キロワット時)を上回る。27年間売電した後、ラオスに施設を譲渡する。

1998年に国際協力機構(JICA)が事業可能性調査を始め、関電は途中に参画した。2006年に独占開発権を得て、ラオスとタイの政府系企業との合弁会社に45%出資する筆頭株主だ。

関電が海外で関与する稼働中の水力発電は4件となった。国内では電力小売り自由化などで競争が厳しく、海外事業を拡大する方針だ。黒四の経験で国内の他電力に先んじる水力開発を重視しており、今後ミャンマーでも水力を検討している。

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