2019年9月23日(月)

フリーランスは不自由? 米国で見た光と影
ギグエコノミーの担い手たち(4)

ギグエコノミーの担い手たち
2019/9/8 2:03 (2019/9/12 2:00更新)
情報元
日本経済新聞 電子版
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米国のサンフランシスコ郊外に住むサラ・ゲーバー(32)は、一日の大半を人と交流する「ネットワーキング」に費やす。とにかくいろんなパーティーに顔を出すのが、米国では成功への近道だ。サラの仕事は映像づくり。映画監督、プロダクション経営者の肩書に加え、今年に入って新しいウェブ動画会社を立ち上げた。

映像の仕事は複雑で、単発のドキュメンタリーであっても制作チームは20人に及ぶこともある。普段は一緒に仕事をしたことがある人と取り組むことが多いが、サラには気に入っているウェブサービスがある。「ストーリーハンター」だ。

【前回記事】さらば低賃金 フリーランスの「ゆるい団結」

映画監督でもあるサラ・ゲーバーは「毎日がパズルのようだが、本当に楽しい」と話す(8月、ニューヨーク)

映画監督でもあるサラ・ゲーバーは「毎日がパズルのようだが、本当に楽しい」と話す(8月、ニューヨーク)

■私はギグの提供者

2012年に設立したスタートアップによるこのサービスは場所や予算に応じて、世界で登録している「映像ギグ」を簡単に集めることができる。サラは人が集まりにくいとき、とても重宝しているという。

「知識を持ち合うギグワーカーにとっては、とても良いエコシステム。私はギグの提供者でもある。毎日がパズルのようだけど、本当に楽しいわ」

こう話すサラも、2010年に大学を卒業した時はなかなか仕事を見つけられなかった。米経済は08年のリーマン・ショックから立ち直る途上にいた。

「自分で仕事を作ってみたらどうだろうか」。…

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