夏と秋の境目に ロバート キャンベル

エッセー
2019/9/11 14:00
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日本経済新聞 電子版
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3月も9月も、わたくしたちは振り返るというより次にくる季節の気配を探している。秋こそ魚に脂が乗り果物の実も瑞々(みずみず)しく地味豊饒(ちみほうじょう)。服装は太陽に負けない明色の大柄に代わり間近でないと見分けがつかない織りのアースカラー。ハイゲージニットの薄いセーターを着たくなる。

魚介の身が締まるのと同時に目の詰まった洋服に袖を通したくなるのは必然で、人間が季節に繋(つな)がって生きているこ…

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