ローマ字表記「姓→名」順に 日本人名、政府文書で

2019/9/6 12:06
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日本人名のローマ字表記を巡り、政府は6日、国の文書では「姓・名」の順番にする方針を決めた。柴山昌彦文部科学相が6日の閣僚懇談会で、「政府が作る公文書などでは原則として姓・名の順で表記すると決めてほしい」と要請。柴山氏の発言に他の閣僚から異議はなく、今後、内閣官房を中心として具体的な取り扱いを定めていく。

柴山氏は同日の閣議後記者会見で「グローバル社会が進むにつれて、言語の多様性を互いに意識することが重要になっている。伝統に則した表記にするのがいい」と意義を述べた。

表記方法については国語審議会(当時)が2000年、国際社会で文化や言語の多様性を意識し、生かしていくべきだとして「姓・名」の順が望ましいと答申。文化庁はこれを受けて政府機関や自治体、大学、メディア業界に対応を要請していた。学校の英語の教科書も「姓・名」の順番になっていた。

一方で、一般社会では欧米式の「名・姓」の順が広く浸透しており、自治体や企業などの対応は様々だ。柴山氏は5月下旬、「答申の趣旨が十分に共有されていない」とし、改めて通知する方針を表明。閣僚では河野太郎外相も「首相も『Abe Shinzo』と表記いただくのが望ましい」と発言するなど、転換を訴えてきた。

柴山氏は企業などへの周知については「並行して検討されていくと思う」と述べた。

菅義偉官房長官は6日の閣議後の記者会見で「文科相の発言に沿った方向で、内閣官房を中心に関係省庁において検討していく」と述べた。

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