「金メダル」をまとう人 芸術文明史家 鶴岡真弓

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2019/10/1 14:00
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日本経済新聞 電子版
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中央アジア。広大なカザフスタンは内陸国で世界一の面積を誇る。ソ連邦崩壊後独立、天然資源を宝に今を邁進(まいしん)している。

実はこの国には埋蔵石油に匹敵する宝物がある。東西の草原を駆けた祖先、騎馬民族の雄スキタイ人の一派サカ族の遺宝、「黄金人間=ゴールデン・マン」である。

1969年、南東部のイッシク。王族の墓から発見された。それはいわば、「全身金メダルの人」であった。

今から2400年前。埋葬…

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