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「偽動画」見分けでコンテスト フェイスブックなど

【シリコンバレー=中西豊紀】米フェイスブックとマイクロソフトは5日、「ディープフェイク」という偽動画を見分ける技術を外部から募るコンテストを共同で開くと発表した。著名人を題材にした偽動画はネットを介して情報操作に悪用される可能性が指摘されている。2020年の米大統領選を前に、IT(情報技術)大手として対応を急ぐ狙いがありそうだ。

=ロイター

2社のほかに米マサチューセッツ工科大学(MIT)や英オックスフォード大学など7大学が協力する。フェイスブックは賞金を含めて取り組みに1000万ドル(約10億7000万円)を拠出する。

ディープフェイクは動画内の顔を入れ替えることで他人になりすますことが可能に

ディープフェイクは画像や音声を人工知能(AI)などを使って加工し本物に見せかけた偽の動画のことを指す。動画内の顔を入れ替え、役者がその人になりすますといったことが可能だ。米国ではすでにオバマ前大統領やフェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)のディープフェイク画像がネット上に出回るなど、一般の目にも触れるようになっている。

コンテストではフェイスブックなどが役者を使った偽動画を12月までに作成し、それを的確に見極める技術を外部から競争の形で募る。AIによる画像真偽の認識は本物のデータを事前に読み込むほどに精度が増すが、偽動画はそもそも本物のデータを取得しにくい。フェイスブックなどは第三者の知見も使ってこうした課題の解決を急ぎたい考えだ。

ディープフェイクを巡っては「Zao」と呼ばれる中国製のスマートフォン(スマホ)用アプリで簡単につくれることがこのほど米国で明らかになったばかり。サイバーセキュリティーの専門家などは20年の大統領選で偽動画が情報操作に悪用される可能性を指摘しており、米議会もIT大手に対策を呼びかけていた。

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