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三菱航空機、米社から100機受注へ協議

三菱重工業傘下の三菱航空機(愛知県豊山町)は6日、開発中の民間旅客機「スペースジェットM100」について、米航空会社から100機の受注に向けた協議を始めたと発表した。スペースジェットの開発は5度延期が続き、正式な受注を停止しているが、先行して商談を進める。米規制に対応した70席クラスのM100の大規模な受注協議は初めて。2024年の納入開始を目指す。

米国でユナイテッド航空などから地域運航を委託されているメサ航空と覚書を締結した。現状のスペースジェットの価格は40億~50億円を想定しており、すべて受注した場合は4000億円超の取引となる可能性がある。6月にも別の北米の会社から15機の覚書を締結している。受注が確定すれば3年ぶりとなる。

三菱重工はカナダのボンバルディアの小型機「CRJ」の買収を決めている。CRJを使って北米を中心に運航する航空会社も多いことから、近く生産中止となる同機種の代替需要を取り込む。

スペースジェットは当初「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の名称で開発が始まったが、「スペースジェット」に名称を変更した。地域運航用の機体ながら、室内空間を広く取ったのが特徴だ。

当初から開発中の90席クラスの「M90」は運航に必要な型式認定取得に向け試験飛行中で、20年半ばの納入を目指している。

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