ジョンソン英首相、離脱延期「死んだ方がまし」

2019/9/6 2:48
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【ロンドン=中島裕介】英国のジョンソン首相は5日、英中部のウェストヨークシャーで演説し、欧州連合(EU)に離脱延期を申し入れるなら「死んだ方がましだ」と語った。英議会では10月末の離脱時期の延期を政府に強いる法案が下院で可決されたが、ジョンソン氏は離脱延期に強い抵抗感を示した。そのうえで「私は国に選択を提供したい」と述べ、10月中旬の総選挙実施に改めて意欲を示した。

ジョンソン英首相は離脱延期を絶対に受け入れない姿勢だ=ロイター

ジョンソン氏は4日に下院で延期法案が可決された対抗措置として解散総選挙を提案したが、実施に必要な総議員の3分の2の賛成は得られなかった。延期法案がこのまま成立すると、ジョンソン氏がこだわってきた「10月末の離脱」は難しくなる。このためジョンソン氏は総選挙を通じて与党が過半数割れしている劣勢を挽回し、離脱延期法案の撤回などを図りたい考えだ。

ジョンソン氏は演説で「EUとの議論を決着させ、10月31日に離脱せねばならない」と強調した。延期法案はEUへの交渉力を弱めると訴え「選挙はしたくはないが、他に道はない」と主張した。保守党のリースモグ下院院内総務は5日の議会への説明で、政府が9日に解散総選挙を再提案する方針を示した。

再提案の時点では離脱延期法案が成立しているとみられ、野党議員の一部は解散賛成に回る可能性がある。ただ3分の2以上の賛成が得られるかはなお見通せない。選挙日程についてジョンソン氏は「何度も言っている。10月15日だ」と明言した。

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