シャープ、「8K」製品相次ぎ投入 小型カメラなど

2019/9/6 0:30
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【ベルリン=川井洋平】シャープは2019年末から20年春にかけて、高精細の映像技術「8K」に対応した製品を相次ぎ投入する。同社は17年に世界で初めて8Kテレビを発売したが、今後は8K映像を撮影できる小型ビデオカメラなどテレビ以外の製品を発売する。8Kの市場規模拡大につなげる。

シャープは8K関連製品を相次ぎ投入する(5日、独ベルリン)

独ベルリンで開催中の欧州最大の家電見本市「IFA」で5日、シャープの喜多村和洋・欧州代表が明らかにした。まずは8K映像を撮影できる小型ビデオカメラを年内に日本で発売し、20年春にも欧州に広げる。東芝から18年10月に買収したパソコン「ダイナブック」では、20年春に8K対応のパソコンを発売する。動画撮影のプロやハイエンドユーザーを主な対象に、8K映像の撮影から編集まで可能にする。

喜多村氏は一連の製品を投入することで「8K映像の撮影から編集、表示までの流れが世界で初めて完成する」と話す。IFAのブースの中心には液晶として世界最大となる120インチの8Kディスプレーを置いた。イベント会場など、大型の高精細映像が生きるシーンでの活用を見込み、20年春に商品化する。さらに、日本で20年春に実用化が始まる次世代通信規格「5G」に対応したスマートフォンも展示する。まずは国内で販売し、海外にも広げる。

シャープは8Kを重点分野に据え、個人向けだけでなく、医療やインフラ保守といった産業向けの用途開拓を目指している。シャープの売上高に占める欧州の比率は7%ほど。白物家電も販売しているが、わずかにとどまる。8Kの用途を増やし、欧州での売り上げ拡大を目指す。

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