米大統領再選阻止案を撤回 FRB元高官「不適切」

2019/9/5 21:20
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【ワシントン=共同】米連邦準備理事会(FRB)元高官のダドリー・ニューヨーク連邦準備銀行前総裁は4日、金融政策によりトランプ大統領の再選が阻止できると示唆した異例の寄稿を巡り、大統領選への関与は「FRBの権限外で不適切だ」と述べ、事実上撤回した。金融市場から批判が高まっていた。

ダドリー氏は米ブルームバーグ通信の質問に答え、トランプ氏が景気悪化の責任を「FRBに押しつけようとしていた」と指摘。「FRBにもっと明示的にリスクはトランプ氏による貿易戦争にあると示してほしかった」と述べた。

「FRBに景気後退を容認してもいいと言ったつもりはなく、次の大統領選でどちらかの側につくことを提示したわけでもない」と弁解した。意見は全く個人的なものだとも語った。

ダドリー氏は8月末のブルームバーグへの寄稿で「FRBは政権への同調を断ることを真剣に考えるべきだ」と主張。「トランプ氏の再選は米国や世界の経済、FRBの独立性にとって恐らく脅威になる」と述べ、米経済の一時的な悪化を招いても再選阻止に動くべきだとの考えを示していた。

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