日医工、カナダ工場で米国向け医薬品生産 FDA認定取得
日医工は5日、米子会社のセージェント・ファーマシューティカルズのカナダ・モントリオール工場が米国向けの医薬品製造許可を取得したと発表した。米食品医薬品局(FDA)から認定を受けた。これまで米国向けに中国や欧州などの工場で委託生産していたものの内製化が可能となり、コスト削減効果を見込む。
同工場ではこれまでカナダ国内向けに注射剤を製造してきた。今後は米国向けの生産も始める。日医工は「コスト競争力が高まる」と認定取得の効果を説明する。FDAの認定を取得した工場は米国ノースカロライナ州に続いて2例目となる。
約230人が働く広さ9940平方メートルのモントリオール工場では年間に薬瓶換算で約3800万本分の製造能力を持つ。
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