デンソー、医療システム事業を分社化、

2019/9/5 18:21
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デンソーは5日、医療システム事業を分社化すると発表した。分社化に合わせ独立系ベンチャーキャピタル(VC)のビヨンドネクストベンチャーズ(東京・中央)から出資を受け入れる。外部から資本や人材などを受け入れ、医療システムの世界展開を急ぐ。

医療システム事業の新会社「オペパーク」(東京・新宿)を立ち上げる。従業員は7人で、10月から事業を開始する。出資比率は非開示。ビヨンドネクストベンチャーズが過半を出資する見通し。同社の伊藤毅社長は「IPO(新規株式公開)を目指す」と語った。

オペパークが手掛けるのはデンソーが開発した医療機関向けソフトウエア「オペリンク」を活用した事業だ。オペリンクは手術室の複数の医療機器を連携してデータを一元化し、モニターなどに表示することができる。

通常はそれぞれの機器のモニターを見て、医師が頭の中で情報を整理している。データを統合することで、治療方針の決定がスムーズになり、経験の浅い医師でもより安全に手術ができるようになる。

新会社ではオペリンクを通して取得したデータを活用し、手術の学習コンテンツなども配信する考え。海外での事業展開も進めていく。

デンソーは主力の自動車部品の工場で、生産設備などがインターネットにつながる「IoT」化を進めている。この中で生まれた技術を活用して開発したのがオペリンクだ。「社会に早期に実装していくためには、デンソーの外で育てる」(永井立美社会ソリューション事業推進部長)ことが効率的と判断し、分社化に踏み切ったという。

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