人工流れ星衛星のALE、12億円を調達

2019/9/5 17:26
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人工流れ星を発生させる衛星を開発するスタートアップのALE(東京・港)は5日、ベンチャーキャピタル(VC)などから12億円を調達したと発表した。香港の実業家、李嘉誠氏が率いるホライゾンズ・ベンチャーズやスパークス・グループが出資した。2020年に最初の人工流れ星の放出実験を目指す。資金は衛星開発や打ち上げ費用などに充てる。

ALEの衛星は直径1センチの粒を地球に放出し、燃え尽きる際に流れ星に見える

ホライゾンズ・ベンチャーズやスパークス・グループのほかに新生企業投資やQBキャピタル、複数の個人投資家がALEの第三者割当増資を引き受けた。ALEの資金調達額は累計で約28億円となる。調達した資金で衛星開発や顧客開拓を進め、人工流れ星の観測データを活用した事業も立ち上げる計画だ。

ALEの衛星は直径1センチメートルほどの粒を高度約400キロメートルから放出し、大気圏で燃え尽きる際に流れ星に見える仕組み。1月に宇宙航空研究開発機構(JAXA)のイプシロンロケットで打ち上げた衛星の1号機は今後、流れ星を放出する位置まで高度を下げる計画。2号機は20年春以降の打ち上げに向けて開発を進めている。

同社は当初、20年春に広島の瀬戸内地域で流れ星の実証実験を予定していた。ロケットの打ち上げ延期などで計画を見直しており、実験の日程や場所は未定という。

(山田遼太郎)

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