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C大阪、アジアの少年招き交流 将来の有望選手育成

2019/9/8 5:30
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サッカーJ1のC大阪がアジアでの活動域を広げている。Jリーグの掲げるアジア戦略と歩調を合わせ、2012年にタイのクラブと提携を結んだのが最初の一歩。さらにマレーシア、ベトナム、ミャンマーに交流を広げ、18年から各国の育成年代の選手を選抜して日本に招くプロジェクトを始めた。森島寛晃社長は「我々は育成型クラブ。ここから各国の世代代表が育ち、セレッソの選手へとつながることを期待している」と語る。

8月上旬、タイ、マレーシア、ミャンマーの3カ国の少年計15人が、Jグリーン堺(堺市堺区)のピッチに立った。6月に各国で実施した選考会には、15歳以下の選手計400人以上が参加。この中から各国5人ずつが選ばれ、選抜チームとして来日。C大阪のアカデミー(育成組織)のチームと対戦した。

C大阪の育成チームと対戦するアジア選抜(青のユニホーム)

C大阪の育成チームと対戦するアジア選抜(青のユニホーム)

プロジェクトの名称は「ASEAN DREAM PROJECT」。プロサッカー選手を夢見る東南アジアの子どもたちに、異国の文化やサッカーを肌で感じてもらい、将来につながる経験を提供しようと昨年始まった。第1弾はタイ、マレーシア、ベトナムの3カ国で選考会を実施。第2弾の今回はベトナムに替え、ミャンマーを加えた3カ国で実施した。

これらの国で最も交流が深いのはタイだ。12年にバンコク・グラス(現BGパトゥン・ユナイテッド)とクラブ間提携を結び、育成年代の指導ノウハウの提供などを通じ関係を深めてきた。シーズン開幕前にC大阪がタイでキャンプやトレーニングマッチを行うなど、トップチーム同士の交流も。J3のC大阪U-23にはBGパトゥン所属の10代の若手を受け入れている。

Jリーグ発足後、日本のサッカーは急速に力をつけ、ワールドカップの常連に。東南アジアではJリーグ流の育成法への関心が高く、C大阪もサッカー教室や親善試合を通じ、各国とのパイプを築いてきた。今回のプロジェクトではミャンマーのサッカー連盟、マレーシアの名門アカデミーなどの協力も得た。

また、アジアではサッカー人気が高く、政財界の有力者がクラブ運営にかかわることが多い。「セレッソの認知度が上がれば、我々のスポンサーがアジアで円滑に事業を進めるサポートにもなる」(猪原尚登事業部営業グループ長)と期待する。

テレビ大阪が昨年に続き、プロジェクトのドキュメンタリー番組を制作し、11月4日にテレビ東京系列6局で放送する予定。今回は初めてタイ、マレーシアでも放送する。才能の原石を探し、応援するC大阪の取り組みはアジアの少年たちを勇気づけそうだ。

(影井幹夫)

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