2019年9月16日(月)

ポルシェ、初のEV「タイカン」発表 761馬力2170万円

自動車・機械
ヨーロッパ
2019/9/5 4:31
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ポルシェ初のEV「タイカン」。停止状態から2.8秒で時速100キロメートルに達する(同社提供)

ポルシェ初のEV「タイカン」。停止状態から2.8秒で時速100キロメートルに達する(同社提供)

【フランクフルト=深尾幸生】独ポルシェは4日、同社初となる電気自動車(EV)「タイカン」を発表した。近く納車を始める上位モデルの「ターボS」は761馬力で、停止状態から2.8秒で時速100キロメートルに達する加速力が特長だ。ドイツでの価格は18万5456ユーロ(約2170万円)。米テスラが開拓し圧倒的なシェアを誇る高級EVの市場に、高級スポーツ車の雄が切り込む。

ドイツと北米、中国の3カ所で市販モデルを同時に初披露した。オリバー・ブルーメ社長はベルリンの発表会で「タイカンはポルシェの歴史を未来につなぐ。新時代の始まりだ」と述べた。

まずターボSと「ターボ」(15万2136ユーロ)を発売し、年内にやや廉価なモデルも追加する。満充電で走れる距離はターボSが412キロメートル。量産車として初めて800ボルトの電圧に対応し超急速充電を可能にした。電池残量5%から80%までの充電を22分30秒で終えられる。

新しい顧客層を獲得すべく、内装デザインを一新し、ネット接続機能を取り入れた。カーブを描くデジタル計器盤や10.9型のディスプレーを備えるほか、音声での操作もできる。米アップルの音楽配信サービス「アップルミュージック」をスマホなどがなくても利用できる。

ポルシェ初のEV「タイカン」。ドイツでは太陽光発電所で発表会を開いた(同社提供)

ポルシェ初のEV「タイカン」。ドイツでは太陽光発電所で発表会を開いた(同社提供)

ポルシェの2018年の販売台数は25万6千台で、テスラに約1万1千台差に肉薄された。テスラの価格を抑えた「モデル3」の生産が軌道に乗った19年1~6月はポルシェの13万3千台に対し、テスラは15万4千台と逆転を許している。ポルシェはタイカンでEV市場での遅れを挽回し、シェアを奪いたい考えだ。

ポルシェは売れ筋の多目的スポーツ車(SUV)「マカン」などでもEVを投入する方針。25年までに世界販売の半分をEVとプラグインハイブリッド車(PHV)にする計画を掲げている。

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