バンダイ、プログラミング玩具続々 おもちゃ見本市で
バンダイ(東京・台東)は、未就学児を対象としたプログラミングを学べる玩具の販売に力を入れている。4日に都内で開かれた「クリスマスおもちゃ見本市」で、人気キャラクター「ドラえもん」をあしらったタブレット型の玩具を披露した。2020年から小学校教育でプログラミング学習が必修となる前に、高まる需要をとらえる。

見本市のバンダイのブースでは、プログラミングが学べる玩具が5種類以上並んだ。11月に発売するのは「ドラえもん カメラでひらめきパッド」。3歳以上を対象にした玩具で、まずは端末上でプログラミングの課題を選ぶ。画面に表示された物の形を再現する課題では、複数のパズルを画面上で組み合わせて形を作る。120問の課題で学べる。プログラミングの他にも算数や英語の基本を学べる機能がある。
6月には、プラスチックのコースを自由に並べて玉を目的の場所に転がす玩具「ころがスイッチドラえもん」も発売した。プログラミングでは目標を定めてそこに至る道筋を作る力が必要とされる。入学前に子供にこうした力を身につけさせたい親のニーズは高まっているという。