JCOM、ネットフリックスと組み新型受信機

2019/9/4 18:13
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CATV最大手のジュピターテレコム(JCOM)は4日、米ネットフリックスなど複数の動画配信サービスを組み込んだ新型受信機を発表した。コンテンツ力を高めたほか、音声検索で操作しやすくした。動画配信サービスの成長でCATV市場の頭打ちが続く中、競合とも組み契約者のつなぎ留めを図る。

4日、記者会見したJCOMの井村公彦社長(左)とネットフリックスのピーターズ氏(東京都港区)

今冬から提供する「JCOM LINK(リンク)」はネットフリックスのほか、スポーツ動画配信「DAZN(ダゾーン)」やTVer(ティーバー)、「Abema(アベマ)TV」などの視聴機能を組み込む。米グーグルの音声人工知能(AI)「グーグルアシスタント」を搭載し、地上波やコンテンツなども音声で手軽に検索できるようにした。

料金体系は未定だが、「基本的には(複数サービスの利用料を組み込んだ)ワンストップの方向で考えており、提携先と詳細を詰めている」という。JCOMの井村公彦社長は記者会見で「放送と垣根を越えた膨大なコンテンツを集結させる。サービスを高度化して、若年層がテレビに戻ってくれる流れをつくりたい」と話した。

ネットフリックスは動画配信の大手で、世界全体の会員数は1億5100万人を超える。ネットフリックスでプロダクト最高責任者のグレッグ・ピーターズ氏によると、日本の視聴者のモバイル比率は高いが、テレビ経由の視聴が大部分を占めるという。JCOMの551万世帯の顧客基盤を生かして、「日本の視聴者をさらに増やしたい」と期待を示した。(駿河翼)

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