三菱商事、MaaS先駆けのフィンランド企業に出資

2019/9/4 14:17
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三菱商事は4日、次世代移動サービス「MaaS(マース)」関連のスタートアップで同分野の先駆けとして知られるマース・グローバル(フィンランド)に出資したと発表した。出資額は非公表。三菱商事の海外のネットワークを生かしてアジアなどへの水平展開を支援するほか、同社の不動産や小売ビジネスなどとの連携も今後検討していく。

MaaSアプリ「ウィム」は公共交通機関に加えて自家用車や自転車も含めた定額制乗り放題で利便性を高めた(6月、ヘルシンキ中央駅)

三菱商事はMaaS分野に注力する方針を打ち出しており、今回が第1弾の出資案件となる。

今年4月、社内に「自動車・モビリティグループ」を新設した。従来の自動車の販売事業にとどまらず、ヒトやモノの移動に関連したビジネスに取り組むのが狙い。2月からは2度にわたり、インドネシアの配車サービス大手ゴジェックにも出資した。配車や宅配、電子決済などのサービス領域での連携が目的だ。

マース・グローバルは2017年からスマートフォン向けアプリ「whim(ウィム)」を提供している。月額制で鉄道やバスなどの公共交通機関やタクシー、自転車などが乗り放題となるサービス。フィンランドや英国など欧州で展開しており、19年内には日本に進出する計画だ。

同社には三井不動産トヨタ自動車系のトヨタファイナンシャルサービスやデンソー、あいおいニッセイ同和損保も出資している。

三井不動産は19年内に首都圏で消費者が移動しやすくなるようなサービスの実証実験を計画している。三菱商事は海外のネットワークを生かして、欧州で展開しているマース・グローバルのサービスを他国に広げるのを支援する。(世瀬周一郎)

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