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三菱商事、MaaS先駆けのフィンランド企業に出資

三菱商事は4日、次世代移動サービス「MaaS(マース)」関連のスタートアップで同分野の先駆けとして知られるマース・グローバル(フィンランド)に出資したと発表した。出資額は非公表。三菱商事の海外のネットワークを生かしてアジアなどへの水平展開を支援するほか、同社の不動産や小売ビジネスなどとの連携も今後検討していく。

三菱商事はMaaS分野に注力する方針を打ち出しており、今回が第1弾の出資案件となる。

今年4月、社内に「自動車・モビリティグループ」を新設した。従来の自動車の販売事業にとどまらず、ヒトやモノの移動に関連したビジネスに取り組むのが狙い。2月からは2度にわたり、インドネシアの配車サービス大手ゴジェックにも出資した。配車や宅配、電子決済などのサービス領域での連携が目的だ。

マース・グローバルは2017年からスマートフォン向けアプリ「whim(ウィム)」を提供している。月額制で鉄道やバスなどの公共交通機関やタクシー、自転車などが乗り放題となるサービス。フィンランドや英国など欧州で展開しており、19年内には日本に進出する計画だ。

同社には三井不動産トヨタ自動車系のトヨタファイナンシャルサービスやデンソー、あいおいニッセイ同和損保も出資している。

三井不動産は19年内に首都圏で消費者が移動しやすくなるようなサービスの実証実験を計画している。三菱商事は海外のネットワークを生かして、欧州で展開しているマース・グローバルのサービスを他国に広げるのを支援する。(世瀬周一郎)

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