包括的戦略条約の締結で合意、ロシア・モンゴル首脳
軍事・経済で連携強化

2019/9/4 0:50
保存
共有
印刷
その他

【北京=羽田野主】ロシアのプーチン大統領は3日、訪問先のモンゴルの首都ウランバートルで、同国のバトトルガ大統領と会談した。両首脳は軍事技術協力や経済連携を柱にまとめた「友好・包括的戦略パートナーシップ条約」の締結に合意した。

ロシア大統領府によると、プーチン氏は会談後の共同記者会見で「軍事技術と反テロ協力について話した」と説明した。さらに「相互連携はアジアでの安全保障の確保にとって重要だ」と強調した。会談では合同軍事演習の継続なども話し合ったようだ。

インタファクス通信によると、ロシア政府系の「ロシア直接投資基金」とモンゴル開発銀行の投資子会社で共同基金を立ち上げることで一致した。ロシアの通貨を使った取引拡大をめざす。バトトルガ氏は「(ロシアが主導する)ユーラシア経済連合と自由貿易協定で合意することは重要だ」と協定の締結に意欲を示した。

プーチン氏は1939年にソ連・モンゴル軍と旧日本軍が武力衝突したノモンハン事件の80周年記念式典に出席した。式典前の記者会見では「ソ連軍とモンゴル軍は共に戦い、侵略者に激しい反撃を加えた。モンゴルの領土の一体性を守った」と強調した。タス通信によると、事件当時のソ連軍司令官だったジューコフ元帥の記念碑に献花した。

プーチン氏には東アジアで中国が存在感を増すなか、モンゴルに軍事・経済分野で一定の影響力を確保しておきたいとの思惑がある。モンゴルには中ロのはざまでバランス外交を展開し、存在感を高める狙いがある。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]