川崎市バス、税抜き運賃10月引き上げ断念 国が難色

2019/9/3 18:54
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川崎市交通局は10月1日の消費税率引き上げと同時に予定していた路線バスの税抜き運賃引き上げを断念した。運賃引き上げ申請に向けて国と協議していたが、今後の経営見通しなどで見解の相違があり、申請できなかった。増税分転嫁のため10月からICカード運賃は206円を210円に引き上げるが、現金払いは210円で据え置く。

現金払いは210円で据え置き

市交通局は職員の定年退職増加による退職金支払いやバス車両の更新などでコストが増えることから、税抜き運賃を24年ぶりに引き上げる方針を決めた。2018年度から国土交通省の担当部局と事前調整したうえで、19年2月に値上げを公表し、必要な条例改正も市議会で議決した。

市によると19年度に入って、国交省が18年度の市交通局決算や直近の運賃収入の伸びなどを踏まえ、値上げ認可は難しいとの判断を示したという。福田紀彦市長は「市バスの経営状況は厳しい。できるだけ早く値上げを認めてもらえるようにしたい」と説明している。

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