通貨「リブラ」に期待と懸念、フィンサム開幕

2019/9/3 18:28
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金融とテクノロジーが融合した「フィンテック」を主題に日本経済新聞社と金融庁が共同開催する「フィンサム2019」が3日、東京・丸の内で開幕した。初日は米フェイスブックが構想するデジタル通貨「リブラ」に関する発言が相次いだ。複数のプログラムで、内外の専門家がリブラの期待と懸念について様々な意見をかわした。

金融庁の松尾元信政策立案総括審議官はリブラについて「流れ自体は、禁止でもしないと止まらない」と語った。そのうえで「役に立つところをどう役に立たせながら対応していくか」と課題を指摘した。上智大学の森下哲朗教授は悪用される余地を指摘したうえで「調べないと安心できない」と話した。

一方、期待を寄せる声も多かった。ブロックチェーン技術を手がけるレイヤーX(東京・港)の榎本悠介最高技術責任者(CTO)は、世界の技術者がリブラの関連技術を開発していることを念頭に「リブラが目指す世界は10年とたたずにくる」と語った。

米アトミック・キャピタルのアレクサンダー・ブラム最高経営責任者(CEO)も「フェイスブックは世界最大のネットワーク。金融の要素を取り入れたらビジネスのやりかたが変わる」とした。

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