英ポンド、3年ぶり安値 EU離脱懸念で1.2ドル割れ

2019/9/3 16:49
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ジョンソン英首相の「合意なきEU離脱」強行に懸念が高まっている=ロイター

ジョンソン英首相の「合意なきEU離脱」強行に懸念が高まっている=ロイター

【ロンドン=篠崎健太】3日のロンドン外国為替市場で英国の通貨ポンドに売りが膨らんだ。1ポンド=1.19ドル台に下落し、対ドルで2016年10月以来約3年ぶりの安値水準を付けた。ジョンソン首相が10月末の欧州連合(EU)離脱に向け、議会の解散総選挙も辞さない方針だと伝わったことで「合意なき離脱」に対する懸念が一段と強まっている。

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心理的節目の1.2ドルを割り込むと、損失限定の売り注文を巻き込み下げが加速した。対円では前日の1ポンド=128円台から127円前後に水準を切り下げた。

市場は経済が混乱しかねない「合意なき離脱」を避けられるか否かを注視している。立法措置などで合意のない離脱を防ごうとする野党勢力に対抗し、英メディアはジョンソン政権が10月中旬の早期解散を視野に入れていると報じた。離脱をめぐる混乱の恐れがさらに高まったと受け止められた。

英景気の先行き不透明感もポンド売りを誘っている。英IHSマークイットが2日発表した8月の英製造業購買担当者景気指数(PMI)は、前月比0.6ポイント低い47.4と、12年7月以来の水準に悪化した。

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