豪準備銀、金利据え置きも消費先行き警戒

2019/9/3 14:48
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【シドニー=松本史】オーストラリア準備銀行(中央銀行)は3日の理事会で、政策金利を過去最低水準の1%に据え置くと決めた。中銀のロウ総裁は声明で「国内(経済)の主要な不確実性」として消費の先行きを挙げ警戒感を示した。また持続的な成長を下支えするため「必要ならさらに緩和的な金融政策をとる」と再度の利下げを示唆した。

中銀は消費の見通しが豪経済の不確実性につながると指摘=AAP

中銀は6月と7月、2会合連続で利下げを実施している。ロウ氏は失業率が5.2%と高止まりし、消費者物価指数(CPI)上昇率が中銀の政策目標(2~3%)を下回っていることなどから「長期にわたる低金利が必要だと考えるのが合理的だ」と述べた。

2017年終盤から下落を続けた住宅価格については「シドニーやメルボルンで中古住宅市場に好転の兆しがある」としたものの「新築住宅が弱い」と指摘した。住宅情報会社コアロジックは2日、豪住宅価格が8月、1年10カ月ぶりに前月を上回ったと発表していた。

市場は年内の利下げを確実視している。AMPキャピタルのチーフエコノミスト、シェーン・オリバー氏は「年内にさらに2回利下げし、政策金利は0.5%になる」との見方を示したうえで、次の利下げは「10月(の次回会合)だろう」と述べた。

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