パナソニック、電設資材の売上高4000億円 30年度 アジア強化

2019/9/2 19:41
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パナソニックは2日、コンセントや分電盤などを扱う電設資材事業について、2030年度の売上高を4000億円と18年度比で2倍に増やすと発表した。同事業は同社の祖業だが、人口減で国内の住宅の新築市場が縮小の影響を受ける。買収した海外子会社の販売網をいかしアジアやアフリカなどへの販売を強化することで売り上げ拡大につなげる。18年度に46%だった海外売上高比率を30年度に75%に引き上げる。

パナソニックは電設資材の海外展開に力を入れる

パナソニックの電設資材事業は漏電防止など安全性が強みで、国内のシェアは工事用配線器具が8割超、住宅用分電盤が約6割を占め、足元の国内売上高は堅調という。ただ、国内市場は今後の縮小が見込まれるため、中期的には海外展開に力を入れる。

海外事業では買収した企業の販売網を活用する。07年に買収したインドのアンカーエレクトリカルズ社からはアジアとアフリカ、14年に買収したトルコのヴィコ社からは欧州に売り込む。海外の住宅・オフィス需要は伸びており、アンカー社の売上高は年率20%のペースで増えているという。

パナソニックの原点は創業者の松下幸之助氏が開発した家電と接続するアタッチメントプラグで電設資材事業は祖業だ。5月に発表した中期経営計画では配線器具や照明などを扱う「空間ソリューション」を利益を拡大する基幹事業と位置付けた。

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