アイリスオーヤマ、大阪・心斎橋に家電の展示場、訪日客に狙い
アイリスオーヤマ(仙台市)は2日、大阪・心斎橋に自社の家電製品を紹介する展示場を新設した。海外でのブランドの認知度を高めるために、訪日客の多い心斎橋エリアに展示場を開設。電子商取引(EC)サイトを通じた中国など海外での販売拡大につなげる。

「アイリスプラザ アンテナショップ」を、家電の開発拠点「大阪R&Dセンター」がある自社ビル1階に設けた。約300平方メートルの店内に海外でも人気の送風機や布団乾燥機に加え、現在は国内だけで売る冷蔵庫やエアコン、液晶テレビなど約200点も並べる。
その場では販売しないが、中国語や韓国語など5カ国語の製品紹介パンフレットを配布。QRコードでそれぞれの国の販売サイトに誘導する。平日のみ営業し「1日100人程度の来訪を期待したい」(同社)という。
同社は関西地盤の家電メーカー出身の技術者の採用を拡大するため、2013年に「大阪R&Dセンター」を開いた。現在は約100人が勤務し、そのうち80人が中途採用だという。