葬儀仲介よりそう、20億円を調達

2019/9/2 19:08
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葬儀仲介などを手掛けるスタートアップのよりそう(東京・品川)は2日、ベンチャーキャピタル(VC)などを引受先にする第三者割当増資で約20億円を調達したと発表した。調達資金はサービス拡大のための人員採用などに充てる。

SBIインベストメント、新生企業投資、ジャパン・コインベスト、南都銀行とベンチャーラボインベストメントの共同ファンド、山口銀行系の山口キャピタル、AGキャピタルの6社が出資を引き受けた。調達資金で「終活」ビジネスを担う事業のための人員を獲得する。事業を葬儀から相続や介護などに展開し、老後の様々なニーズに対応する考えだ。

よりそうは2009年3月に設立された。葬儀仲介サービスの「よりそうのお葬式」や、僧侶をオンデマンドで派遣する「お坊さん便」のサービスを提供して事業を拡大してきた。22年には10万件の葬儀を担う考えだ。芦沢雅治代表取締役は「葬儀には少なくとも10人は参列する。10万件を施行すれば100万人にサービスを提供できる」と話す。

厚生労働省によると、18年の国内の死者数の推計は約137万人。高齢化が進み、老後への備えや終活の準備を求める人が増えている。よりそうは葬儀サービス以外にも相続などの金融サービスや介護などの生活サービス事業も検討しており、拡大する終活需要に応える。

よりそうは過去には消費者庁から葬儀の宣伝に虚偽があったとして景品表示法違反(有利誤認)と認定された。19年6月14日付で再発防止命令を受け、改善を進めている。(矢野摂士)

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