中国スマホ大手vivoも5G機種、競合より4割安く

2019/9/2 19:30
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【広州=川上尚志】中国スマートフォン大手のvivo(ビボ)は2日、次世代高速通信規格「5G」対応の新型スマホを中国で発売した。中国では華為技術(ファーウェイ)や中興通訊(ZTE)がすでに対応機種を販売した。vivoは競合より最大約4割安いことを売りに拡販する。中国では9月中にもスマホ大手各社の5G対応機種が出そろう見通し。競争が激しくなりそうだ。

中国のスマホ大手vivoが発売した5G対応スマホ「iQOO Pro 5G版」(2日、広東省広州市の販売店)

vivoが発売した5G対応スマホ「iQOO Pro 5G版」は価格が3798元(約5万6千円)から。ファーウェイの「Mate20X 5G」(6199元)や、ZTEの「Axon10Pro」(4999元)など、競合が8月に発売した5G対応スマホより2~4割安い。広東省広州市にあるvivoの販売店では2日、販売員が「競合に比べ電池も長持ちします」とアピールしていた。

ただ広州市では5Gの通信網がまだ十分に整備されていない。中国の通信大手各社は5Gの通信網の整備を急ピッチで進めており、19年中には主要都市の多くで5Gが使えるようになる見込み。5Gを使った場合の通信速度は従来の20倍以上となるという。

vivoのスマホの世界出荷台数シェアは7%前後で6位。中国では4~6月期はファーウェイに次ぐ2位だった。3位のOPPO(オッポ、19%)と4位の小米(シャオミ、12%)も、9月中にも5G対応のスマホを発売するとみられ、いよいよ中国で5Gスマホ争奪戦が白熱しそうだ。

世界最大の中国のスマホ市場は最近、伸び悩んでいる。18年の出荷台数は17年比1割減の約4億台で2年連続で前年実績を割り込んだ。ただ5Gの登場で、市場は今後、拡大する見通し。中国の調査会社の中商産業研究院によると、19年の中国のスマホ市場に占める5G対応機種の台数の比率は1%にとどまる。だが、20年は10%、23年には50%に達する見込みだ。

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