九大発QPS研、小型衛星打ち上げ 10月にも高精度観測

2019/9/2 17:59
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九州大学発ベンチャーのQPS研究所(福岡市)は2日、小型人工衛星を早ければ10月に打ち上げると発表した。マイクロ波を使い、雲に覆われていても人やトラック、船の動きを1メートル単位で観測する。大量の画像データを分析することで物流の効率化や密漁船の監視などにつなげられると見込んでおり、行政機関や企業から受注を目指す。

小型SAR衛星を発表するQPS研究所の大西社長(2日、福岡市)

「合成開口レーダー(SAR)」と呼ばれる機器を搭載した高さ約1メートル、重さ100キログラムと小型軽量の衛星を、10~12月の間にインドのサティシュ・ダワン宇宙センターから打ち上げる。同国政府機関のロケットに搭載する。

アンテナから地表にマイクロ波を放射し、人や車の動きを画像化する。カメラで地表を撮影する従来の衛星と異なり、曇りや雨の日でも地上の様子が正確に分かる。2024年までに計36機で、地球の狙った地点を10分間隔で撮影できる体制を整える。福岡市で会見した大西俊輔社長は「宇宙産業で新たな挑戦者がいることを世界に示す」と意気込みを語った。

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