豪住宅価格指数、1年10カ月ぶり上昇 金利低下や減税で

2019/9/2 17:42
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【シドニー=松本史】2017年終盤から下落が続いたオーストラリアの住宅価格が8月、1年10カ月ぶりに上昇に転じた。住宅情報会社コアロジックによると、8月の全国の住宅価格指数は前月比0.8%上昇と17年10月以来のプラスとなった。シドニーで同1.6%、メルボルンで同1.4%上昇したことが全体を引き上げた。

低金利や減税で需要が増加(シドニーで売り出された住宅)

同社の調査担当、ティム・ローレス氏は「金利の低下や(連邦政府による)減税、融資条件の若干の緩和」などが価格を押し上げたと指摘した。豪準備銀行(中央銀行)は6月と7月に2会合連続で利下げし、政策金利は史上最低の1%となっている。

豪住宅価格は積極的な移民受け入れによる人口増に加え、中国からの投資マネーの流入で17年後半まで上昇を続けた。ただ中国当局の資本流出規制で同国からの投資が減少。豪政府の要請を受けた金融機関がローン審査を厳格化したこともあり、下落に転じていた。

住宅の資産価値が低減し、豪国内総生産(GDP)の約6割を占める家計消費は19年1~3月期に前期比0.3%増にとどまった。住宅価格の下落が長期化すれば、世界最長の景気拡大を続ける豪経済の重荷になるとの懸念も出ていた。

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