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8月の国内新車販売6.7%増 駆け込み「なし」

自動車販売の業界団体が2日発表した8月の国内新車販売台数(軽自動車含む)は前年同月比6.7%増の38万8600台だった。プラスは2カ月連続だが、10月の消費増税を控えても、需要は盛り上がりに欠けたままだ。業界では駆け込み需要は「ほぼなかった」との受け止めが広がっている。

軽自動車の販売は2ケタ増となった(8月に全面改良したホンダの「N-WGN」)

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)がまとめた。

8月の登録車(排気量660cc超)は前年同月比4.0%増の24万2718台と2カ月連続で増加した。軽自動車は11.5%増の14万5882台と3カ月ぶりのプラスになった。登録稼働日は前年同月より2日少なかった。

消費増税まで2カ月を切っても、新車販売を押し上げる効果はなかった。14年4月の前回増税時は2カ月前(14年2月)の販売は、軽含めた全体で18.4%増だった。

関東の日産自動車系販売店の担当者は「お盆以降も顧客の動きに変化は少ない」と話した。前回時に実施した消費増税分の還元セールも、「今回はそんな機運がないし、競合も力を入れていない」とする。

9月に新車を契約したとしても、人気車は納車までに1カ月以上かかる。在庫があっても既に増税前の登録に間に合わないケースも考えられる。自販連は「今回は駆け込みはほとんどなかった」とした。

ただ、今回の販売動向を分析すれば、一定の影響はあったともいえそうだ。今回は政府が需要が平準化するよう働きかけた。増税後に新車登録した登録車は、毎年の自動車税が最大4500円減税されるが、軽自動車税は維持される。8月は軽の販売が登録車よりも大きく伸びた。軽では各社が新型車を投入し、それなりの駆け込み需要が起きた可能性もある。

乗用車8社のブランド別では、ホンダが8月に軽の主力車「N-WGN」を全面改良した効果があり20.3%増えた。ダイハツ工業も7月に全面改良した「タント」が好調で14.2%増だった。(古川慶一)

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