政治圧力による中止否定 不自由展、津田大介さん会見

2019/9/2 15:32
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愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止となった問題で、トリエンナーレ芸術監督でジャーナリストの津田大介さんが2日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で記者会見し、中止の理由は「政治家の圧力が原因ではない」と強調した。続いて企画展実行委員会も会見、展示再開を強く求めた。

企画展「表現の不自由展・その後」が中止となった問題で、記者会見する「あいちトリエンナーレ2019」芸術監督の津田大介さん(2日午後、東京・丸の内の日本外国特派員協会)=共同

津田さんは事前に警察などと協議を重ね、抗議に対応するマニュアルを用意するなど相応の準備はしていたと説明。その上で日韓関係の急激な悪化など「予想外の出来事」が多く、対応する職員が疲弊し「このままでは円滑な運営ができないと判断した」と述べた。

津田さんは「県の検証委員会の中間報告を待ち、オープンな場での議論も経て、ハードルをクリアして再開を目指したい」と語り、企画展の実行委員会と「協議を始めたい」とも述べた。

企画展実行委のメンバーも同じ会場で会見し、編集者の岡本有佳さんは「展示再開のためにできることはまだまだある」と指摘。企画展の中止決定を「表現の自由に対する侵害だ」とし、抗議に対応する職員への研修が不十分で、大村秀章愛知県知事と津田さんによる中止の判断も一方的だったと批判した。

一方、大村知事は同日の記者会見で、県の検証委が名古屋市の河村たかし市長にヒアリングを申し入れたと明かした。現段階では「(市長側から)返答がない」という。

〔共同〕

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