KDDI、5G転送の高精細映像をAI解析 法人向け

2019/9/2 15:09
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KDDIは2日、2020年3月の次世代通信規格「5G」の商用化に合わせ、法人向けサービスを販売すると発表した。大容量・低遅延の5Gの特性を生かし、人工知能(AI)を使った画像解析やタッチ型ディスプレーなど3サービスを提供。高精細の映像などを瞬時に分析して、小売店での販促活動や交通機関の安全対策などを後押しする。

「3Dホログラム」は高精細画像をリアルタイムで操作しやすくした(2日、東京都港区)

「AIカメラ」は高精細動画で認識精度を向上させた(2日、東京都港区)

「AIカメラ」は高精細映像をクラウド上で解析するサービスで、小売店での滞在時間や駅構内の混雑状況を把握できる。1台当たりの月額利用料はサーバーが4万円から、カメラが1万6000円から。固定回線や自社でサーバーを持つシステムと比べ、専用機器の設置や運用にかかるコストを「3分の1に削減した」(KDDI)。機器の無線化によりスペースも抑えられる。

5Gを使った法人サービスの通信料金は未定だが、原田圭悟・ビジネスIoT企画部長は記者会見で「センサーだけでなく、通信網やデータを分析するクラウドサービスを全てワンストップで提供していく」と強調した。11月から同社のビジネス開発拠点「デジタルゲート」で試験環境を提供する。

このほか提供予定の「インテリジェントディスプレー」は画面に触れた人の性別といった属性を分析し、最適な商品やサービスに関するコンテンツを素早く表示する。「3Dホログラム」は仮想現実(VR)ゴーグルを使わずに投影した物体を立体的に見られる。商品の展示や博物館などで解像度の高いコンテンツを表示できるようにした。

(企業報道部 駿河翼)

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