三井住友銀、ポロシャツで出勤 自由な服装通年に

三井住友銀行は2日から、年間を通じて行員の服装を自由にする取り組みを始めた。7月から8月末まで期間限定で試行してきたが、参加者へのアンケートで9割近くが通年化を望んだという。この日の東京都内は朝から蒸し暑く、ポロシャツやスニーカーを履いた身軽な銀行員が東京・丸の内の本店に吸い込まれていった。
対象になるのは、顧客とあまり接しない本店の部署で働く7000人弱の行員だ。全体のおよそ2割程度にあたるという。各地の法人営業部や個人取引を担う支店でも、拠点長が判断すればジャケットにパンツを合わせた「ビジネスカジュアル」を始める。
人事部の長瀬憲・企画グループ長は「自由な服装を通じ、銀行のカルチャーを変えるきっかけにしたい」と話していた。