イスラエル、ヒズボラと交戦 衝突拡大の懸念

2019/9/2 4:38
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【カイロ=飛田雅則】イスラエル軍は1日、レバノンから複数の対戦車ミサイルが発射されたことを受け、レバノン南部の軍事拠点を砲撃したと発表した。イランの影響下にあるレバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラはイスラエルに対するミサイル発射を認めた。攻撃の応酬が続き、大規模な軍事衝突に発展する恐れがある。

イスラエル軍はヒズボラから数発の対戦車ミサイルが撃ち込まれたが、死傷者はなかったと発表した。緊迫する事態を受けてレバノンのハリリ首相は米国とフランスに対して国際社会が介入するように要請した。

レバノンでは8月下旬、無人機がヒズボラの拠点付近で爆発した。ヒズボラの指導者ナスララ師はイスラエルの攻撃と断じ報復を宣言。ヒズボラはイスラエルと敵対するイランから軍事的な支援を受けている。

イスラエルのネタニヤフ首相は1日、「あらゆるシナリオに備えるように命じた」と表明した。17日に総選挙を控え、同氏が率いる与党リクードは野党と接戦を演じている。ヒズボラへの強硬姿勢を示し選挙戦を優位にする狙いもある。

イスラエル軍とヒズボラは2006年に大規模に交戦し、レバノンでは千人超、イスラエルでも160人が死亡した。

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