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アマゾン熱帯雨林、8月の火災は3倍の3万件

アマゾンの森林火災は国際的な関心事となっている(ブラジル北部ポルトベーリョ)=ロイター

【サンパウロ=外山尚之】ブラジル国立宇宙研究所(INPE)によると、8月にブラジルのアマゾン熱帯雨林で発生した火災発生件数は約3万件で、前年同月比で約3倍だった。同国のボルソナロ政権が森林開発を推進する方針を示す中、野焼きによる火災が多発した。ブラジル政府は火災対策に消極的な姿勢を示しており、国際的な非難を集めていた。

INPEは人工衛星のデータをもとに分析している。8月単月の発生件数としては火災が多発した2010年以来。過去10年間の平均は2万件程度だった。

1月に就任したボルソナロ大統領は地球温暖化に懐疑的な姿勢で知られ、アマゾン地域での農牧地や鉱山の開発を後押しする一方、違法伐採を監視する政府機関の予算を削減。野焼きの火が延焼するケースが相次いだ。また、一部の農場主らがボルソナロ政権への連帯を示すために森林に一斉に火を放った疑いで捜査されている。

ボルソナロ政権の消極的な姿勢は国際的な非難を集めており、欧米のアパレル企業がブラジル産素材の調達を中止したほか、ノルウェーの金融機関がブラジル国債の取引を停止するなど、余波が広がっている。圧力が強まる中、ブラジル政府は当初の姿勢を転換させ、消火活動に軍を派遣するほか、海外からの支援を受け入れる姿勢を表明している。

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