佐賀大雨、避難者疲労の色濃く ボランティアも懸命作業

2019/9/1 18:38 (2019/9/1 22:59更新)
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記録的大雨に見舞われた佐賀県では、被災から初めての日曜日となった1日、千人を超すボランティアが集まり、懸命に復旧作業を続けた。自宅が浸水するなどした住民は今も避難所生活が続き、表情には疲労が色濃くにじむ。

浸水被害を受けた佐賀県大町町の住宅で続く復興作業(1日)=共同

大町町の鉄工所から油が流出し、被害が出た付近の六角川下流では1日、行方不明となっていた同県武雄市の50代女性が遺体で見つかった。これまでに福岡、佐賀両県で3人の死亡が確認されている。

県によると、1日午後3時現在で、武雄市と大町町に開設された避難所には計367人が身を寄せる。武雄市の朝日小学校体育館に避難する桑原まつ代さん(71)は先月28日、夫と共に消防団のボートに救助されて以降、避難所暮らしを余儀なくされている。「足が悪くてお風呂にも入れず、疲れる」と話す。

被災者を支えようと武雄など5市町が受け付けているボランティアセンターには、1日も断続的に雨が降る中を、多くの人々が長い列を作った。大町町で家具の運び出しや油の拭き取り作業をした佐賀県小城市の高校3年原田優佑さん(17)は「この地域は小さい時から頻繁に訪れていた場所で、少しでも力になりたい」と話し、受け入れた建築業山中豊康さん(65)は「人手が必要だったので来てくれて本当にありがたい」と感謝していた。

流出した油の除去や施設の復旧も進む一方で、県内有数の観光地、武雄温泉などでは旅館業者らが風評被害を懸念する。武雄市観光協会によると、温泉街に目立った被害はなく、担当者は「通常通り営業しているので、多くの人に来てもらいたい」と呼び掛けている。〔共同〕

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