自殺の容疑者を書類送検へ 川崎殺傷事件

2019/9/2 5:00
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川崎市多摩区で5月、スクールバスを待っていた私立カリタス小学校(川崎市多摩区)の児童ら20人が殺傷された事件で、神奈川県警は事件現場で自殺した岩崎隆一容疑者(51)を2日に容疑者死亡のまま殺人容疑などで書類送検する方針を固めた。岩崎容疑者が事件現場を2回にわたり下見した可能性が高いことも判明した。捜査関係者への取材で分かった。

現場近くで手当てを受ける人たち(上)。下は児童を乗せ移動する私立カリタス小のスクールバス(5月28日午前)=共同

事件は5月28日午前7時40分ごろ、川崎市多摩区登戸新町の路上で起きた。岩崎容疑者は両手に持った包丁で保護者や児童を次々に刺し、外務省職員の小山智史さん(39)と同小6年、栗林華子さん(11)が死亡。保護者の女性(45)と児童17人が重軽傷を負った。岩崎容疑者は現場近くで首を切って自殺した。

県警は防犯カメラや現場に止まっていたスクールバスのドライブレコーダーの映像などから、岩崎容疑者単独による犯行と断定した。死亡した2人に対する殺人や負傷者18人に対する殺人未遂、刃物を不法に所持したとする銃刀法違反の容疑で2日に書類送検する。

捜査関係者によると、事件直前の5月22日と24日、岩崎容疑者とよく似た人物が事件現場のスクールバス停留所周辺を歩いている姿が付近の防犯カメラに映っていた。22日は停留所から同小に向かったとみられ、学校付近の防犯カメラにも映っていた。県警は岩崎容疑者が少なくとも2回現場を下見したとみている。

凶器の包丁2本は岩崎容疑者が2月に東京都町田市の量販店で購入した可能性が高いことが分かっている。県警は凶器を準備したうえで現場周辺の下見を重ねるなど、周到に犯行に及んだとの見方を強めている。

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