佐賀で復旧作業本格化 水害地域、初の週末

2019/8/31 9:53 (2019/8/31 12:41更新)
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大雨による浸水被害を受けた佐賀県大町町の住宅から畳を運び出すボランティア(31日午前)=共同

大雨による浸水被害を受けた佐賀県大町町の住宅から畳を運び出すボランティア(31日午前)=共同

猛烈な雨で冠水被害に見舞われた佐賀県では31日、救援物資の仕分け作業や住宅の清掃を支援するボランティアが県内外から続々と集まった。住民らは朝から、使えなくなった家財道具の片付けなどに追われ、大町町では鉄工所から流出した大量の油の除去も進められた。初の週末を迎え、復旧作業が本格化した。

武雄市や大町町など5市町の災害ボランティアセンターには、長靴姿の人たちが列をなした。ボランティアは複数班に分かれ、作業に当たった。

西日本豪雨で被害を受けた広島県の災害復興支援団体「チーム絆」(広島市)の代表、藤田和美さん(41)は、武雄市のセンターにスコップ200本、タオル8千枚などを運び込んだ。広島の住民から託されたタオルの束には地元の小学生らが書いた応援メッセージが添えられ、藤田さんは「これを読んで被災者の方に少しでも元気を出してもらえれば」と話した。

大町町では「畳が水を吸って重い」などと話しながら、ボランティアの男性が2~3人がかりで住宅から畳や家具を搬出。佐賀市の自営業島紀之さん(48)は「被害は想像以上だ。この家は高齢男性の一人暮らしで大変だと思うので、できるだけのことをやりたい」と語った。

同町の流出油は住宅街に拡散しており、吸着マットなどを使った除去作業が続いた。

県のまとめでは、床上・床下合わせて浸水被害は武雄市で851棟、大町町では201棟。両自治体で計約200世帯が避難。ただ、いずれも集計が困難として被害の全容は分かっておらず、実態把握を進めている。

〔共同〕

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