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英が解放のイラン船舶、シリアに原油輸送計画か

【ワシントン=中村亮】ポンペオ米国務長官は30日、イラン産原油を輸送するタンカー「アドリアン・ダリア1」について、「シリア(西部の)タルトゥースに向かっている確かな情報がある」とツイッターで主張した。このタンカーは英領ジブラルタル沖で7月に拿捕(だほ)され、8月に解放されていた。ポンペオ氏の主張が事実であれば英・イラン関係の新たな火種になりそうだ。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルも30日、ダリア1が小型船に原油を移し替えてシリアに輸送を計画していると報じた。

英政府は8月中旬にダリア1を解放した際にイラン政府からシリアに向かわない確証を得たと説明していた。ポンペオ氏はイランのザリフ外相がダリア1の行き先をめぐる英国との約束を破ろうとしていると指摘し「ザリフ氏を信頼することは大きな誤りだ」と訴えた。

米財務省は30日、ダリア1と船長を経済制裁の対象に指定したと発表した。マンデルカー財務次官は30日の声明で「アドリアン・ダリア1に何らかの支援を与えた者は(米国の)制裁対象になりうる」と警告した。ダリア1の停泊を認めた港湾施設や原油の移し替えを受けた船舶を制裁対象に指定する構えを見せて、原油売却を阻止する狙いとみられる。

米政権は各国とイランの原油取引を原則として禁じている。「外国テロ組織」に指定済みのイラン革命防衛隊などに原油の売却益が回るのを防ぐ狙いだ。一方でイランは外貨獲得のために米国の制裁を回避して原油売却を進めたい意向だ。

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