コロンビア軍、元ゲリラ兵9人殺害 武装闘争宣言受け

2019/8/31 6:50
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【サンパウロ=外山尚之】南米コロンビア政府は30日、軍が左翼ゲリラのコロンビア革命軍(FARC)の元メンバー9人を殺害したと発表した。南部カケタ州で、かつてFARCの司令本部があった周辺で空爆を実施した。同国では一部の元ゲリラ兵が29日に政府との和平合意を破棄して武装闘争への復帰を宣言しており、緊張感が高まっている。

コロンビアのドゥケ大統領(29日、ボゴタ)=ロイター

この日の空爆で殺害された元メンバーらは元FARCナンバー2のイバン・マルケス氏による武装闘争への復帰に同調していたとされる。ボテロ国防相はツイッターに「降伏か敗れるか、犯罪者たちは警告されている」と書き込んだ。

元FARC最高司令官のロンドニョ氏によると、90%以上の元ゲリラ兵たちは和平合意の履行を望んでいるという。コロンビア政府は武装闘争への参加を望む元ゲリラ兵が2000人程度いるとしており、和平合意を破棄すれば攻撃を続けると警告している。

ドゥケ大統領は29日、元ゲリラが麻薬取引や誘拐に関わり、反米左派のベネズエラ政府が支援していると主張した。ベネズエラのアレアサ外相は30日、「(和平破棄の)責任はすべてコロンビア政府にある」と反論した。

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