沖縄セルラー、電気料金割引販売 契約者対象に

2019/8/30 19:19
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沖縄セルラー電話は30日、沖縄電力と組んで11月から携帯電話や光通信の契約者を対象に電気料金を割引販売するサービスを始めると発表した。割引率は最大5%。同様のサービスは親会社のKDDIがすでに全国展開しているが、沖縄では初めて。沖縄セルラーは携帯電話の契約件数で県内トップシェアを握る。電力販売を巡る競争が激しくなりそうだ。

記者会見する沖縄セルラー電話の湯浅英雄社長(右)と沖縄電力の本永浩之社長(那覇市)

記者会見する沖縄セルラー電話の湯浅英雄社長(右)と沖縄電力の本永浩之社長(那覇市)

サービス開始にあたり、沖縄セルラーは沖縄電力の代理として電力を販売することで業務提携した。サービス名は「auでんき」で、「au携帯電話」または光通信サービス「auひかりちゅら」の契約者に対し、電気をセットで割引販売する。

割引率は月の電気料金が5千円未満は1%、5千~8千円未満は3%、8千円以上は5%。電子マネーサービス「auウォレット」のポイントとして還元する。電気料金が月1万円の場合、年間では6000ポイントたまる計算という。

同社の携帯電話の契約は約72万件、光通信は約10万回線だが、電気料金のセット割引は2022年度末に4万5000件の契約獲得を目指す。30日、那覇市内で記者会見した沖縄セルラーの湯浅英雄社長は「多様なサービスを提供することにより、全体の契約を増やす効果も期待している」と述べた。

電力小売りの自由化より、沖縄でも新規参入が相次いでいる。今回の新サービスにより沖縄電力は「新規事業者に流れた顧客を取り戻し、電力供給も伸ばしたい」(本永浩之社長)。

県内では携帯電話事業者としてソフトバンクが同様のサービスを提供している。最大手である沖縄セルラーの参入で電力販売を巡る事業者のサービスの競争激化が見込まれる。

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