台風10号被害3年で黙とう 岩手、9人死亡高齢者施設

2019/8/30 11:40 (2019/8/30 11:46更新)
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岩手県で甚大な被害が出た2016年の台風10号豪雨災害から3年を迎えた30日、浸水被害に遭い入所者9人全員が亡くなった同県岩泉町の高齢者グループホーム「楽ん楽ん」の跡地で、雨が降る中、施設を運営していた社団医療法人の職員ら約50人が黙とうし、献花台の前で手を合わせた。

 高齢者グループホーム「楽ん楽ん」の跡地で黙とうする社団医療法人の職員ら(30日午前、岩手県岩泉町)=共同

法人の佐藤弘明常務理事は取材に「亡くなった9人の名前を思い浮かべて黙とうした。9人やご遺族への申し訳ない気持ちは何年たっても変わらない」と話した。

楽ん楽んでは近くの小本川が氾濫し、濁流が平屋建ての天井近くまで達した。一部の遺族が法人を盛岡地裁に提訴していたが、施設側が入所者を避難させなかったミスを認めて謝罪し、賠償金を支払う内容で20日に和解が成立した。佐藤常務理事によると、すでに全額を支払ったという。

台風10号で岩手県では、関連死を含めて27人が死亡。被害が集中した岩泉町では7月末現在、154人が仮設住宅で暮らしている。60代男性が行方不明になっている岩手県宮古市ではこの日、宮古署員が閉伊川河川敷で手掛かりを探した。〔共同〕

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