NTTドコモなど、AIのエッジマトリクスに9億円出資

2019/8/29 19:30
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人工知能(AI)の統合管理プラットフォーム開発のスタートアップであるエッジマトリクス(東京・渋谷)は29日、NTTドコモ清水建設、日本郵政キャピタルから第三者割当増資で計9億円を調達したと発表した。エッジマトリクスは高精細画像のAI解析に強みを持つ。NTTドコモと清水建設は同日、それぞれエッジマトリクスとの業務提携も発表した。

エッジマトリクスは社長の太田洋氏が2001年に設立したソフトウエア開発会社クラウディアン(東京・渋谷)のAI事業を移管し、今年7月から始業した。

人や自動車など動くものをAI解析するには4Kや8Kなど高精細画像データが必要になる。解析にはクラウドにデータを集めて処理する場合が多いが、高精細画像はデータの容量が大きいため処理速度などが落ちる。

この難点を解消するため、同社は監視カメラなどにAI解析するためのハードウエアを取り付けて、データを収集する現場でリアルタイムで解析する仕組みを開発した。

NTTドコモは高精細画像データを使ったAI解析が拡大するとみて、その場でAI解析するためのアプリに特化した流通プラットフォームをエッジマトリクスと共同で開発している。

このプラットフォームを介して開発者と企業がAIアプリを売買するほか、アプリの更新やハードウエアの遠隔監視なども想定している。20年4~6月の商用化を目指す。

清水建設は建築した工場などでの省力化にAI技術を活用していく考えだ。工場では自動検品したり、商業施設で監視カメラの映像を基に傷病者を発見する技術の開発などでエッジマトリクスと協業していく。AI解析の技術を自社にも取り込み、高齢化や人手不足に悩む工事現場の省力化に活用することも想定している。

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