中国、建国70年の10月1日 大規模な軍事パレード開催

2019/8/29 18:00
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【北京=羽田野主】中国共産党は29日、建国70年に当たる10月1日の国慶節(建国記念日)に、記念式典と軍事パレードを北京市の天安門広場周辺で開くと発表した。習近平(シー・ジンピン)国家主席が式典に出席し演説する。パレードは習指導部で3回目となり、近年にない大規模になるという。習指導部は米国との貿易戦争が続くなど難題続きで、パレードを利用して求心力を高める思惑が透ける。

閲兵する中国の習近平国家主席(2017年7月)=新華社・共同

党と人民解放軍の責任者が29日に記者会見し、明らかにした。軍事パレードを統括する「閲兵指導グループ弁公室」で副主任を務める蔡志軍氏は「世界一流の軍隊へ突き進む姿を示す」と話した。

蔡氏は「(今回のパレードで)初めて公開される最新兵器もある」と述べた。核弾頭を複数搭載できて米本土を射程に収めるとされる大陸間弾道ミサイル(ICBM)「DF(東風)41」が登場するかに注目が集まる。

中国共産党系メディアの環球時報の胡錫進総編集長は29日、「DF41は間違いなく存在する。10月1日に登場するのを楽しみにしている」とツイートした。軍事パレードは対米けん制を強く意識した内容になる。10月1日に市民ら10万人余りが参加するパレードや花火の打ち上げもする。

習指導部は「抗日戦勝70年」の2015年と、軍創設90年の17年に軍事パレードを実施した。江沢民(ジアン・ズォーミン)元国家主席、胡錦濤(フー・ジンタオ)前国家主席はそれぞれ建国50周年と60周年に1回ずつ実施しただけだった。

蔡氏は記者会見で「建国50周年以降に実施した軍事パレードに比べ、今回の規模はもっと大きくなる」と強調した。軍事パレードを盛大に飾ろうとするのは習指導部が苦境に立たされている実情の裏返しともいえる。

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