ARを活用、眼鏡やサングラスをバーチャル試着
ルックスオティカジャパン、伊勢丹新宿店で

2019/8/29 17:29
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イタリアの眼鏡・サングラス大手、ルックスオティカグループは、店頭で眼鏡やサングラスをかけたイメージ映像を見れる端末を国内で初めて導入した。拡張現実(AR)を使い、試着したイメージを画面上で表示、顔の動きにも追従する。まず伊勢丹新宿店(東京・新宿)のリニューアルしたメガネ・サングラス売り場に設置した。今後、来店客からの反応をみて、ほかの店への拡大を検討する。欧州では導入済みだが、アジアでは同店が初めて。

店員がタブレット端末でサングラスのバーチャル試着を案内する(伊勢丹新宿店、東京・新宿)

「バーチャルオプティカルストア」は、タブレット端末からウェブサイトにアクセスして使う。同社が取り扱う「レイバン」や「オリバーピープルズ」など14ブランドが展開する計3000点以上の商品を試せる。

試したい商品を選択してタブレット端末に顔を向け、楕円形の枠に顔を合わせると、画面上の自分が眼鏡やサングラスをかけた状態になる。試着する商品は画面のアイコンをタッチすると顔を映した状態のまま変えられる。眼鏡をかけたままでも顔を認識でき試着できるため、視力の低い人でもかけた姿を確認しやすい。

着用イメージをメールやSNSでシェアすることも可能で、気軽に試して仲間とシェアするという新たな買い物体験を提案する。商品は端末上で購入予約までできる。店に在庫がない商品は取り寄せて後日、店で受け取れる。店舗に合わせて、取り扱いブランドやサイトのデザインも変えられる。

三越伊勢丹は28日にメガネ・サングラス売り場を約2倍に拡張しており、品ぞろえも大幅に増やした。ルックスオティカグループの端末の設置などで商品の販売増を見込む。

日本は欧米に比べてサングラスの市場が小さい。ただ、矢野経済研究所によると、視力矯正のみでなくファッションアイテムとして販売する眼鏡やサングラス「ファッションアイウェア」の2018年の国内市場は4000億円になる見込みで、13年以降5年連続で拡大する見通しだ。

最近は透明に近いタイプのサングラスなど日本人のニーズに合わせた商品も登場している。「若年層を中心にサングラスへの抵抗感がなくなってきている」(三越伊勢丹の小林嵩マーチャンダイザー)といい、販売はさらに増える可能性が高いという。

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