浜松5人死傷、逆転無罪 運転の女性、心神喪失認定

2019/8/29 17:24
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浜松市で2015年、車で交差点に突っ込み、1人を死なせ4人にけがをさせたとして殺人などの罪に問われた中国籍の女性(36)の控訴審判決で東京高裁(朝山芳史裁判長)は29日、懲役8年とした一審・静岡地裁浜松支部の裁判員裁判判決を破棄し、逆転無罪を言い渡した。

朝山裁判長は「事件当日は統合失調症の症状が悪化していた。行為に一貫性はなく、理解できない興奮状態にあった」と指摘し、心神喪失状態だったと判断した。一審判決は「善悪の判断能力は一定程度あり、やり場のないいらだちを発散するため衝動的に急発進した」とし、完全責任能力を認めていた。

女性は15年5月2日、浜松市中区の交差点に赤信号を無視して進入。横断歩道を渡っていた歩行者を次々とはね、中区の主婦、水鳥真希さん(当時31)を脳挫傷で死亡させたほか、4人に軽傷を負わせたとして起訴された。

東京高検の山上秀明次席検事は「判決内容を十分に精査し、適切に対処したい」とのコメントを出した。〔共同〕

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