スポーツ > Tokyo2020 > GO TOKYO > 記事

GO TOKYO

フォローする

永原の攻め気、勝敗決す…早川賢一(バドミントン)

Tokyo2020
2019/8/30 5:30
保存
共有
印刷
その他

25日までスイスで行われた世界選手権で、日本代表陣は史上最多タイの6個のメダルを獲得した。東京五輪の前哨戦で文句なしの結果といえるだろう。代表チーム全体で良い雰囲気の中、切磋琢磨(せっさたくま)し合えている証拠だ。

女子ダブルスは永原和可那、松本麻佑組(北都銀行)が2連覇した。決勝は昨年と同じ福島由紀、広田彩花組(アメリカンベイプ岐阜)との日本勢対決。攻撃型の永原、松本組は昨年よりも決定力に磨きがかかっていたが、何より「日本人ペアには負けられない」という強い思いが相手を上回ったように感じた。

世界選手権の女子ダブルス決勝で福島、広田組と対戦する永原(左)、松本組=共同

世界選手権の女子ダブルス決勝で福島、広田組と対戦する永原(左)、松本組=共同

最終ゲーム終盤、チャンピオンシップポイントを握りながら福島、広田組に20-21と逆転されたのは勝ちを意識しすぎたからだろう。ただ、ここから前衛の永原がネット前で攻めのショットを押し込み、21-21と追いついた場面が見事だった。

実は20-19で永原は相手のショートサーブのレシーブでミスし、ネットに引っかけている。同じようなサーブに対し、次はミスを恐れて安全に返したくなるところ。だが、永原は再び速いタッチでネット前につめた。最後まで前衛として攻める姿勢を貫いたのが勝負の分かれ目となった。

対する福島、広田組は3年連続の準優勝。優勝を意識しすぎるあまりか、点数が欲しい時に保守的なプレーになってしまったように感じた。ただ、永原、松本組がこれで五輪代表確実かといえばそうではない。代表選考レースは来年4月まで。世界ランキング1~3位を占める日本勢の混戦模様はまだ続くはずだ。

男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)は世界チャンピオンとしての貫禄を示す2連覇だったと思う。どの球でも相手を崩すことができ、プレー全てのクオリティーが高かった。自分の実力を出して相手の持ち味を消していく、完璧なパフォーマンスだった。

本人は以前「研究されている」とコート奥へのクロスの返球を気にしていたが、狙い打たれないようタイミングをずらしてヘアピンに変えていた。現状に甘んじず、東京五輪に向けて挑戦しているなと感じた。今回は欠場した石宇奇(中国)らライバルとどう戦うかもまた楽しみだ。

早川賢一さん

早川賢一さん

 はやかわ・けんいち 1986年4月生まれ、滋賀県出身。遠藤大由との男子ダブルスで2016年リオデジャネイロ五輪に出場し、ベスト8。現在は日本代表B、日本ユニシスでコーチを務める。

GO TOKYOをMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

五輪関連コラム

パラリンピック関連コラム

電子版トップスポーツトップ

GO TOKYO 一覧

フォローする
二回2死一、二塁、逆転の3点本塁打を放つ山田

 初回、先発の山口が2発を浴びていきなり3点を失った。国際大会の決勝では重すぎる、立ち上がりのビハインド。序盤に山田哲に飛び出した逆転3ランが、韓国打線に圧倒されそうな試合展開をがらりと変えた。

【関連 …続き (11/17)

優勝を決め、マウンドに駆け寄る日本代表


 野球の東京五輪予選を兼ねる国際大会「第2回プレミア12」最終日は17日、東京ドームで行われ、日本(2次ラウンド1位)が決勝で2連覇を狙った韓国(2位)を5―3で下して初優勝した。
 日本は先発した山口 …続き (11/17)

日本―コロンビア 後半、ゴール前に攻め込むがクリアされる久保建=共同共同

 2017年12月のチーム立ち上げから36戦目で、ようやく迎えた日本国内での試合。来年の東京五輪で金メダルを目指すチームとしては、勝って大いに気勢を上げたいところだったが、結果は完敗に終わった。

【関連 …続き (11/17)

ハイライト・スポーツ

[PR]