韓国最高裁、朴前大統領の実刑破棄 審理差し戻し
収賄罪成立は認定

2019/8/29 14:57
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【ソウル=共同】韓国最高裁は29日、親友と共謀して財閥のサムスングループなどから巨額の賄賂を受け取ったとして収賄罪などに問われた韓国の前大統領、朴槿恵被告(67)の上告審で、二審の懲役25年、罰金200億ウォン(約17億4千万円)の実刑判決を破棄し、ソウル高裁に審理を差し戻した。二審判断に法令違反があったと指摘した。

韓国の朴槿恵前大統領(2017年)=聯合・共同

韓国の朴槿恵前大統領(2017年)=聯合・共同

最高裁は、朴被告の親友、崔順実被告(63)への判決で、両被告は収賄の共犯関係にあったと指摘し、朴被告には収賄罪が成立すると判断した。

朴被告への贈賄罪などに問われ、二審で懲役2年6月、執行猶予4年の判決を受けたサムスングループ経営トップのサムスン電子副会長、李在鎔被告(51)にも判決。

韓国メディアによると、朴被告は二審判決で、李被告から受け取った賄賂額が約86億ウォンと認定されたが、李被告の判決では朴被告への贈賄額は約36億ウォンしか認めず、食い違っていた。

朴被告は、崔被告と共謀し、韓国ロッテグループから70億ウォンの賄賂を受け取った収賄罪や、複数の大企業グループから崔被告側の財団に計約774億ウォンを拠出させたとする職権乱用罪などにも問われ、一審、二審ともに有罪と認定された。

朴被告は起訴を「政治報復」と主張。一審途中から「裁判所への信頼はなくなった」として出廷を拒否してきた。朴被告はこの日の起訴内容とは分離して審理された公職選挙法違反罪で懲役2年の実刑が確定しているほか、別の罪でも二審で懲役5年の実刑判決を受け、検察が上告している。

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