グローバル・ブレイン、新興企業投資家の勉強会を発足

2019/8/29 11:11
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グローバル・ブレイン(東京・渋谷)などのベンチャーキャピタル(VC)や個人投資家が連携し、スタートアップへの投資に関する勉強会を発足した。機関投資家からVCファンドが資金調達するノウハウや海外VCの最新動向を共有し、スタートアップを支援するVC側の質の向上につなげる。

発足したスタートアップ投資家の勉強会であいさつするグローバル・ブレインの百合本安彦社長

グロービス・キャピタル・パートナーズ(同・千代田)やインキュベイトファンド(同・港)などの独立系VCや、有力な個人投資家約10人が参加する組織「スタートアップ・インベスター・トラック(SIT)」を発足させた。新たにファンドを設立した若手の投資家に助言したり、スタートアップ投資に共通の課題を相談したりして、国内VC全体のレベルを高めていく。

初回の会合では、発起人でグローバル・ブレインの百合本安彦社長が「投資家同士が膝詰めで議論する場にしたい。LP(有限責任組合員)とVCのマッチングイベントなども開催していく」と述べた。ファンドが機関投資家から出資を受けるうえでの注意点や、厳格化される外為法への対応を議論した。今後も勉強会を四半期に1回程度開くほか、SNS(交流サイト)で参加者らが相談しあえるようにする。

今回の外為法改正では、外国投資家から出資を受けたVCファンドなどがスタートアップへ投資する場合に事前の届け出が必要な業種が拡大する。ソフトウエア関連などのスタートアップは広く届け出の対象となる可能性がある。8月31日以降の投資については、届け出の受理から投資実行までに原則30日間かかる。

個人投資家でドローンファンド(同・港)代表パートナーの千葉功太郎氏が「直近に資金調達を計画するスタートアップに資金が届くのが1カ月遅れるなど、起業家に影響が出かねない」と話すなど、出席した投資家からは懸念の声が上がっていた。

(山田遼太郎)

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