米国防長官「協定破棄に大変失望」 関係改善求める

日韓対立
2019/8/29 5:08
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28日、ダンフォード米統合参謀本部議長(右)と記者会見に臨むエスパー国防長官(国防総省)

28日、ダンフォード米統合参謀本部議長(右)と記者会見に臨むエスパー国防長官(国防総省)

【ワシントン=中村亮】エスパー米国防長官は28日の記者会見で、日本と韓国が歴史や貿易問題で対立し、安全保障協力にも悪影響が及びかねないことについて「双方がこのような事態を続けていることにこれまでも現在も大変失望している」と語った。北朝鮮や中国といった共通の脅威への対処で日米韓の協力が必要との見方を示し、「(日韓が)問題を早期に解決し(協力へ)前進することを望む」と強調した。

同時に会見した米軍制服組トップのダンフォード統合参謀本部議長も日韓関係の悪化に「失望」を表明。日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)が失効した場合について「別の方法で情報共有はできるが、2国間のとても強力な情報共有協定よりも明らかに効率的ではない」と述べた。GSOMIAが失効すると米国が日韓の情報交換を仲介するため情報共有に時間がかかり、即応力が落ちるとの懸念がある。

北朝鮮による相次ぐ飛翔(ひしょう)体の試射についてエスパー氏は「懸念している」と語る一方、「外交の扉を閉ざさないため、過剰反応はしない」とも指摘。米朝の非核化協議の再開に向けた環境整備のため、国連決議違反となる短距離弾道ミサイルの試射を容認する発言をした。

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